ブルー ラグーン

 

存在を赦すように その手を取って

感覚を濁すように この眼を閉じた

 

確かなものを求めすぎて 深読みした

刺し違えて 胸が、ちくり

 

愛を希う強さがあれば 僕はまだ変われるだろうか?

「なんとなく」なんて 言わないでよ

透きとおるほど青い海も 夜更けが近づくこの街も

独りぼっちには させてくれないから

 

深すぎて覗きこめない 心の奥

深すぎて曝けだせない この傷も

わかりあえなくていい たとえ底無しでも

互いの手で 掬いあげて

 

愛を希う強さがあれば 僕はまだ笑えるだろうか?

ぜんぶ脱ぎ捨てて 抱き合ってよ

 

愛したいとまだ願えるなら 僕はいま変われるだろうか

交わるための傷なら、負えばいい

きれいなだけじゃなくても うつくしくなれなくても

 

それでも 傍にいたい

 

witten in 2013.10